地震災害はいつどこで発生するかはわかりません。発災時に一番大切なことは何でしょうか
それは、どこにいようといつ起ころうと同じです。

まずは自分の命を守ること、これが大事です

ではそのために何をすればよいか、何を心がければよいか考えていきましょう。

仕事中だったり、外出中であっても、けがをしないよう自らの命を守る行動が大切ですが、
ここでは、集合住宅に在宅時に災害が発生した時にどうするかを考えていきます。

東京消防庁の地震対策の動画を下に掲載しています。スクロールしてご覧ください。

【まずは住まいの安全対策】

背の低い家具にする・配置を工夫することが大切です!

  • 配置の工夫  家具が転倒しても部屋の出入口をふさがない場所へ移動
  • 家具転倒防止 転倒防止金具の設置・ガラス飛散防止・食器等の飛び出し防止

家具が転倒し、中のものが散乱してしまうと、在宅避難が難しくなります。
家の中に逃げ場としての安全な空間を作れるようにしょう。
特に、災害が深夜に発生することも想定して、寝室の安全を確保しましょう。


水・食料・簡易トイレを7日分以上備蓄してください

食料、水は命にかかわることです。
また、設備の安全確認が済まない間は、トイレ・台所・風呂場等の水を流せなくなるため、簡易トイレがないと自宅での生活が難しくなります。
食料や水は、缶詰やレトルト食品・ペットボトルなどを多めにストックし、食べたら補充するというローリングストックがおすすめです。
トイレは凝固剤とゴミ袋の用意が必要です。

【大地震発生時の行動】

大地震発生時には、水を流さないでください

地震により、建物が無事でも、集合住宅内の給排水管がずれたり、壊れている可能性があります。
もし、壊れているのにトイレや台所などから水を流すと、低層階で水が漏れ大きなトラブルになり、集合住宅全体の復旧が遅れる可能性があります。
また、お風呂に水を溜めてもその水を流すことはできません。

確認が取れないうちはトイレや台所などから水を流さないようお願いします。


エレベーターには乗らないでください

エレベーターが動いていても、余震などにより再び停止し、閉じ込め被害にあう可能性があります。
エレベーターが使える確認が出るまで、乗らずに階段を使ってください。


近隣の安否確認

余震が落ち着いてきたら、近隣の方々のけがをしていないか、出火していないかなど、安否確認をしましょう。
無事がわかるシールを玄関ドアに貼るなど、集合住宅内で事前にそのルールを決めておくとよいでしょう


ゴミは自宅に保管してください

ゴミの収集はしばらく停止となる可能性があります。
使用済みの簡易トイレ等のゴミは当面の間、区役所によるゴミの収集が再開されるか、臨時の共用ゴミ 置場が設置されるまで各戸のバルコニーなどで保管してください。


避難の際、連絡先が分かるようにしてください

初期行動の安否確認後に、親戚や知り合い宅等へ避難するなど、

長期間留守にする場合は、ブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めてください。通電火災・ガス漏れを防ぎます。
緊急修理の実施に支障をきたす可能性もありますので、連絡先を管理組合、管理会社などにお伝えください。

避難所について

避難所には、自宅が倒れるなどして住めなくなってしまった人で大変混雑する可能性があります。
建物に大きな被害がなく、自宅で生活できる場合は、可能な限り避難所には行かず、自宅で生活を続けることが重要です。

東京消防庁 配信動画

「地震 その時10のポイント」

「地震に対する10の備え」

参考:港区役所ホームページ

「港区マンション震災対策ハンドブック~在宅避難のすすめ~」
 https://www.city.minato.tokyo.jp/chiikibousai/29manshonhandbook.html