三田一丁目町会防災連絡会の役割

避難所は一義的には家が壊れて住めなくなった人たちを収容する場所となります。赤羽小の規模で収容できる人数は赤羽小地区防災協議会のエリア内人口に対してごくわずかです。また、全国からの救援物資は避難所に送られますが、在宅避難者それぞれが避難所に問い合わせても避難所が混乱することが想定されるため、計画的な配布など地域でまとまって対応することが必要になります。

そのため、三田一丁目町会では、三田一丁目町内のマンション・事業所等が、三田一丁目町会と共に災害への備えと、災害発生時の対応について情報を共有し、防災についての取り組みを進め、災害発生時におけるマンション・事業所内避難の準備促進と意思統一を図ることを目的として、三田一丁目防災連絡会を立ち上げました。

今後は地域の皆様と情報を共有し、課題を話し合い、このエリアの特性に合わせた地域防災タイムラインを作成・共有し、減災につなげていきたいと思います。

三田一丁目町会防災連絡会開催状況

第1回 三田一丁目町会防災連絡会 2022年1月29日 開催

 港区講演

 <港区の震災対策>

  〇 集合住宅における在宅避難の考え方の説明 (在宅避難のすすめをご覧ください

  〇 集合住宅の防災計画等の立案援助、防災アドバイザーの派遣、防災用品の配布など

第2回 三田一丁目町会防災連絡会 2022年5月21日 開催

  〇 防災アドバイザー(港区より派遣)講演

    『マンションにおける(災害への備えと、発災時の対応)』

    首都直下地震の災害想定と在宅避難のメリット・デメリットの講演がありました。

  〇 自家用発電機の始動(実演)

第3回 三田一丁目町会防災連絡会 2022年9月3日 開催 

  「その時どうする、災害時の水とトイレ」と題して、防災アドバイザーの話を伺いました。

〇 食料は我慢できますが、水とトイレを我慢すると体に良くない影響を与えます。

〇 電気・水道が復旧しても、生活が元通りになるには建物内の安全確認(エレベーターの点検・給排水管の点検・通水後の水質検査など)に、都内の建物の多さを考えても、かなりの時間がかかることが想定されます。

〇 このように在宅避難における水とトイレというデメリット要素をどのように小さくしていくかを考えていく必要があります。

第4回 三田一丁目町会防災連絡会 2022年12月3日 開催

〇「災害時に備えるマンションの備蓄について」・「マンションにおける「安否確認訓練」について、防災アドバイザーからお話を伺いました。

必要な備蓄量については、家族構成や住まいによって異なります。下記の東京備蓄ナビで自分に合った備蓄をシュミレーションすることができます。

過去の災害発生時に、多くの高層住宅が被害を受け、初動の対応ミスによる二次災害(排水を規制しなかったために漏水事故が起こり、復旧が遅れたなど)がおこり、自宅での生活が困難になった例も多くみられています。管理会社任せにせず、それぞれのマンションでその実情にあわせた対策を事前に考え、周知していく必要があります。

第5回三田一丁目防災連絡会 2023年3月4日 開催

〇「安否確認訓練について」防災アドバイザーからお話をいかがいました。

安否確認の必要性は、安否確認シートを張り出すことによって、無事な方々のドアをたたく必要がなくなり、要救護者の早期救出を行うことができることにあります。また、在宅世帯の数を把握することによって、救援物資の量を想定することもできます。

町会では、安否確認シートを作成し、希望されるマンション戸建(1,560余りの世帯)に配布し、町会訓練のみならず、各マンションの訓練にも役立てていただきたいと考えております。

〇港区の共同住宅防災アドバイザー派遣制度

区内の共同住宅の居住者、管理組合及び管理事業者が、居住者相互の「共助」による体制や組織づくりの推進のほか、防災計画や避難計画を策定する場合、また、居住者の防災意識の高揚や防災知識の普及啓発のための講演会・学習会や地域の防災組織との連携を行いたいときに、区が防災に関する専門家(防災アドバイザー)を派遣します。

詳しくは https://www.city.minato.tokyo.jp/chiikibousai/bousaiadobaiza-.html で確認ください。

第6回三田一丁目町会防災連絡会 2023年6月3日 開催

  演題は「マンションにおける「災害時初動」準備と対策について」でした。

 講師は港区派遣の防災アドバイザーと町会防災部副部長です。

第7回三田一丁目町会防災連絡会 2023年8月26日 開催

〇 三田一丁目町内の防災設備の見学と点検を行いました。

第8回三田一丁目町会防災連絡会 2024年3月2日 開催

・「三田一丁目地域の震災時被害想定について」と題し、ミクロの被害想定を検討しました。

  下記は、港区の地域防災計画(令和6年3月修正)の一部です。